50代でパートを始める人は、学生時代以来久しぶりに履歴書を書くケースが多いでしょう。履歴書の書き方を忘れていたり、自分の経歴が曖昧だったりすることも。そこで今回は、50代パート履歴書の特徴と書き方のポイントを解説します。採用につながる履歴書作成の参考にしてください。
50代パート履歴書の特徴とポイント
50代でパート履歴書を書く場合の特徴として、以下の3点が挙げられます。
- 長期のブランクがある人が多い
- 職歴やスキルが豊富でボリュームが多くなる
- なぜ働きたいのかを志望動機でアピールしたい
このため、50代パート履歴書では、ブランク期間の過ごし方や、職歴を絞り込むポイント、働く理由を明確に記載することが大切です。
(1)長期ブランクへの対策
主婦を長くしていた人はブランク期間が目立ちます。その間の社会経験を記載することでブランクをアピールできます。
例えば…
- 子育てで培ったコミュニケーション能力
- 学校行事での企画運営経験
- 趣味のサークル活動で伸ばした組織運営力
など。子育てなどで身につけたスキルを文章化することをおすすめします。
(2)職歴やスキルの絞り込み
50代ともなると職歴が長くなりがちです。細かく書きすぎると読みにくくなるので、応募先に関連する主な職歴に絞ることをおすすめします。
また、職歴から読み取れるスキルも自己PR欄で整理して記載します。応募先に合うスキルをアピールしましょう。
(3)働く理由を明確に
志望動機では、なぜその職場で働きたいのかを明確に書きましょう。生活費を補うため、家計を助けるためなど、具体的に記載します。
併せて、過去の仕事経験と関連付けることで、自分が即戦力になれることを訴求できます。
履歴書の内容チェックポイント
志望動機を含め、履歴書の内容を書く際のチェックポイントを確認しましょう。
(1)字の読みやすさ
手書きの場合は、読みやすい字で丁寧に書くことが大切です。パソコン作成なら文字サイズを大きめに設定します。
(2)学歴・職歴の正確性
学歴と職歴は正確に記載しましょう。卒業年や在職期間は曖昧にせず具体的に書きます。
(3)スキルの自己PR
職歴から読み取れるスキルを自己PR欄でアピールします。応募先と関連するスキルを選びましょう。
(4)誤字脱字のチェック
最後に誤字脱字がないか必ず確認しましょう。第三者にも読んでもらうことをおすすめします。
採用につながる志望動機の書き方
志望動機は面接での印象にもつながる大切なポイントです。採用につながる志望動機の書き方を参考にしてください。
(1)働く理由を具体的に
まず「なぜ働きたいのか」を明確にします。生活費の不足を補うため、子どもの教育費を捻出するためなど、具体的に記載します。
(2)職務経験と関連付ける
過去の職務経験から、応募先の業務に活かせるスキルを紹介します。関連付けることで即戦力感をアピールできます。
(3)知識を生かすことを強調
子育てや家事、趣味活動から得た知識も、仕事に活かせることを記載します。自分の強みを積極的にアピールしましょう。
面接対策のポイント
履歴書と同様に面接での印象も大切です。面接対策のポイントを押さえて臨みましょう。
(1)採用側の視点を意識する
採用担当者が知りたいのは、応募者の仕事に対する意欲です。熱意を持って仕事に取り組む意思を示します。
(2)質問に対する回答を事前に検討
「なぜこの仕事がしたいのか」「長期ブランクへの対応は」など、標準的な質問を想定し回答を検討します。
(3)第一印象を良くする工夫
身だしなみや言葉遣いに気をつけ、笑顔で自然体の対応を心がけます。礼儀正しく明るい印象を与えることが大切です。
おわりに
50代のパート履歴書では、これまでの知識と経験を最大限に活用することがポイントです。履歴書の書き方と面接対策を意識することで、採用につなげることができます。自分の強みをアピールしつつ、働く意欲を見せることが重要です。この記事が履歴書作成と面接対策の一助となれば幸いです。
コメント