経理未経験者必見!志望動機の書き方と例文10選

経理の仕事に就きたいと考えている方で、経理の経験が全くない未経験者は多いのではないでしょうか。経理未経験者が履歴書やエントリーシートに志望動機を記入することの意味や、どのように書けばいいのか迷っている方もいることと思います。

この記事では、経理未経験者が志望動機を書く意義とポイント、そして具体的な例文を10例ご紹介します。自分に合った志望動機を考える際の参考にしてください。

目次

経理未経験者が志望動機を書く意義

志望動機を考えることは、自分のキャリアをどのように形成していくかを明確にする第一歩です。経理職に就きたい理由を整理することで、目指すべき方向性が明らかになります。

自分の適正を見極めるきっかけに また、志望動機を考える過程では、自分の適性についても見極めることができます。本当に経理の仕事に向いているのか、自分の長所・短所は何か等を知るきっかけとなります。

企業とのマッチングを高める さらに、志望動機を明確にすることで、自分に合った企業とのマッチングを高めることができます。志望動機から、その人の個性や志向性を知る手がかりにもなります。

このように、志望動機は自己理解を深めるとともに、採用側に自分をアピールする良い機会となります。未経験者であっても必ず書くべき重要な自己PRのひとつといえます。

志望動機を書く際のポイント

次に、経理未経験者が志望動機を書く際のポイントを整理しましょう。

経理への興味関心を具体的に書く まずは経理の仕事に興味を持ったきっかけや、どのようなところに魅力を感じているのかを具体的に書きましょう。簿記の資格取得にチャレンジした経験が動機付けとなっている、などのエピソードがあると説得力が増します。

過去の経験から活かせるスキルを列挙 次に、過去のアルバイトやインターン、サークル活動などから、経理業務に活かせるスキルを列挙しましょう。データ入力、帳票作成、計数作業などの経験はアピールポイントになります。

その企業を選んだ理由を述べる さらに、なぜその企業に経理職として就職したいと考えたのか、根拠となる理由を明確に書きましょう。企業の強みや魅力、自分が共感した理念などを盛り込むと好印象です。

入社後の目標を示す 最後に、入社後にどのような目標を持って仕事に取り組みたいのか、また将来的なキャリアプランについて記載しましょう。入社後のイメージを示すことで意欲が伝わります。

これらのポイントを意識して志望動機を書けば、採用担当者にあなたの個性と経理への適正をアピールすることができるはずです。

経理未経験者の志望動機例文10選

続いて、経理未経験者の具体的な志望動機例文を10例ご紹介します。参考に自分の志望動機を考えてみてください。

例文1:簿記2級取得者の例 私は大学時代に簿記2級に挑戦し、資格を取得することができました。帳簿に記入する作業が私には向いていることを実感したことがきっかけで、経理の仕事に興味を持ちました。貴社では新入社員にも早期から一定の裁量をもった業務を任せていると伺い、成長できる環境に魅力を感じました。入社後は速やかに実務能力を身につけ、部下を指導できる主任クラスの経理スタッフを目指します。

例文2:事務職出身者の例 これまで事務職として、請求書の発行や個別明細書の作成など、経理業務の補助を経験してきました。その中で数字を正確に処理する作業にやりがいを感じるようになり、より専門性を高めたいと考えるに至りました。貴社の経理部門では、多角的な業務を担当できると伺っています。私が培ってきた事務スキルと責任感を発揮し、経理プロフェッショナルとして貢献できるよう努力いたします。

例文3:主婦から転職する例 この度、小学生になる子どもを持つ主婦として、働き始めるタイミングだと考えております。これまでの主婦としての経験から、家計簿つけや家計管理が得意です。貴社の経理の仕事では、その経験と注意力を生かすことができるのではと思い、強く希望しました。子育てで身につけたスケジュール管理能力も活かしつつ、早期に一人前の経理スタッフを目指します。

例文4:大卒未経験者の例 私は文系大学を卒業し、事務職として勤務していましたが、専門性を生かした職種に就きたいと考えているところです。貴社の経理の仕事は、私の長所である datosu注意力に合致すると感じました。大学時代に習得したパソコンスキル、特にエクセルの活用力も生かせるのではないかと考えています。未経験ですが、仕事への意欲と責任感をもって取り組み、実務力を磨いていきます。

例文5:販売職からの転職例 これまで販売職として働いてきましたが、データ処理や計数作業などの内勤業務の方が自分に合っていることに気づきました。貴社の経理のお仕事は、私の性格や適性に合致すると real 感じました。これまで顧客対応の経験から培ったコミュニケーション力や丁寧な対人応対のスキルは、経理業務においても活かすことができるのではないかと考えています。未経験ですが、前向きな姿勢で新しい分野にチャレンジしていきたいです。

例文6:営業事務からの転職例 私はこれまで営業事務として、受注管理や請求書発行などを担当してきました。そのなかで、数字を正確に処理する業務が向いていることに気づき、経理の仕事に興味がわきました。貴社ではOJTを通じて未経験者にも丁寧に指導してくださると拝見いたしました。これまで培ったコミュニケーション能力とチームワークを活かし、先輩方のアドバイスを素直に吸収しながらスキルアップを図りたいと考えています。

例文7:営業事務からの転職例 私は事務処理が得意で、エクセルを用いたデータ処理を行う仕事が好きです。そのため、より専門性の高い経理のお仕事に興味があります。貴社の経理部門では、 営業事務経験者に対する研修制度が整っていると知り、自分にはピッタリだと感じました。これまでに培ったスキルを生かしつつ、貴社のシステムを丁寧に学び、迅速かつ正確な業務遂行ができる経理マンを目指します。

例文8:秘書からの転職例 これまで秘書として、社長スケジュールの管理や資料作成などを担当してきました。そのなかで、パソコンを使った帳票作成業務が好きだと気づき、経理の仕事に興味がわいた次第です。貴社の福利厚生や教育制度に魅力を感じるとともに、経理の専門職として成長できる環境だと感じました。これまで培ったコミュニケーション能力やマルチタスク遂行力を発揮し、貢献していきたいと考えています。

例文9:金融機関出身者の例 私は銀行でローン業務に4年間携わってきましたが、企業の経理に直接係る仕事を経験してみたく思うようになりました。お客様企業の財務分析などを通じて、企業の経理業務にも理解が深まったことが、この度の転職活動につながっています。貴社の経理部門では、銀行での業務経験が活かせると感じました。これまで培ったnum数処理力やデータ分析力を生かし、短期間で実務に適応できるよう尽力いたします。

例文10:人事からの転職例 これまで人事部門で、給与計算業務を担当していました。スピーディで正確な計算処理が求められる経理のお仕事には、性格的にも向いていると考えています。貴社では福利厚生面で従業員を大切にする経営姿勢があり、働き甲斐を感じました。これまで人事で培ったコミュニケーション力やチームワークを活かしつつ、経理のプロフェッショナルを目指します。

以上の例文を参考に、自身の強みや過去の経験、志向性を踏まえて、オリジナルの志望動機を作成してください。

志望動機の書き方のコツ

最後に、志望動機を書くときのコツをまとめましょう。

自分の言葉で説得力を出す 他の人の例文をそのまま使うのではなく、自分の言葉で説得力のある内容にすることが大切です。簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。

具体的なエピソードを取り入れる 単に「興味がある」と記載するだけでなく、なぜその仕事に興味を持ったのか、具体的な出来事をエピソードとして取り入れるのがおすすめです。

採用担当者の立場を考える 採用担当者がどのような人材を求めているのかを考えて記述しましょう。自分の長所や適性が企業ニーズと合致していることをアピールしましょう。

以上、経理未経験者のための志望動機の書き方について解説しました。志望動機は自己アピールの絶好のチャンス。意欲と適性を積極的に訴求する内容を心がけてください。

自分の強みを理解するためのワーク

志望動機を書くにあたって、まずは自分の強みや適性を理解することが大切です。そのために、以下のようなワークを行うことをおすすめします。

  1. 過去の経験を振り返る

アルバイト、インターン、サークル活動など、これまでの経験から経理業務に活かせそうなスキルを書き出してみましょう。例えば、レジ打ちの経験から計算スキルが身についた、といった具合です。

  1. 好きなこと・得意なことをリストアップ

性格や特技から経理職に適した長所はないかを洗い出してみましょう。細かい作業が得意、数字を処理するのが好き、などがアピールポイントになります。

  1. 資格や習得スキルを確認する

簿記や会計ソフトの資格があれば、その学習過程で得た知識もアピールできます。パソコンスキル等も記載したい実力を確認しましょう。

  1. 志望動機につながる出来事を思い出す

経理に興味を持ったきっかけとなるエピソードはないか、振り返ってみましょう。具体的な出来事を描写することで、動機づけが明確になります。

志望動機シートを作成

以上のワークをもとに、志望動機シートを作成することをおすすめします。A4用紙1~2枚程度で、以下の項目を整理していきましょう。

・経理職への関心や魅力 ・過去の経験から得たスキル ・資格・習得スキル ・性格的な適性 ・その企業への応募理由 ・入社後の目標

シートの内容をもとに、採用担当者に伝わる文章を考えていきましょう。

志望動機の書き方に関するQ&A

次に、志望動機の書き方に関する代表的な質問についてQ&A形式で解説します。

Q. 志望動機には詳しい職歴を書く必要がありますか?

A. 志望動機では、職歴の詳細を書く必要はありません。職歴は履歴書に記載し、志望動機では経理職への思いを中心に記述しましょう。

Q. 長文の志望動機を書く必要がありますか?

A. 必ずしも長文である必要はありません。簡潔に要点をまとめたもので構いません。むしろ長すぎると読み手を疲れさせてしまうでしょう。

Q. 他社への応募内容を流用できますか?

A. 同じ職種であっても、企業名や内容を変更する必要があります。企業研究を踏まえたうえで、オリジナルの内容を心がけましょう。

Q. ハガキに志望動機を手書きで記入する際の注意点を教えてください。

A. 字の大きさ、文字数を意識し、読みやすく記入しましょう。文章力が問われますが、要点を絞って記載することを心がけましょう。

志望動機は採用の可否を左右する重要な自己PRのひとつです。以上のポイントを参考に、良い志望動機を作成してください。

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