「履歴書正しく書けてますか?効果の高いポイントはここ!」

転職に必要な資料といえば、履歴書であるのはだれもがわかるでしょう。

ですが、正しく書けていますか?

効果をあげるために気を付けているポイントはありますか?

履歴書はあなたを知ってもらう大事な入口です。

興味を持ってもらうための大事な資料となるため、どのようなポイントを押さえればいいか見ていきましょう。

目次

履歴書の基本は当たり前

履歴書を複数人で確認している画像

履歴書の基本は、正確に丁寧に描くことです。

これは当たり前のことで、できなければスタート地点に立てません。

ぱっと見たときに伝わらないようでは意味がありません。

汚く読みにくいものでは、細かく読む前に終わるかもしれないからです。

誤字脱字をなくし、履歴は正確に書く。

修正はせず、年号などは統一する。

ここまでは最低限の部分だと思ってください。

ポイントになるのは、ここではありません。

だれでもやっていることだからです。

提出先の企業の分析からスタート

グラフとペンとノートの画像

あなたが応募したい企業はどんなところでしょうか。

これがわからないとなにも始まりません。

たとえば工事会社の職人だったとします。

自分の持っている資格のなかで、英検と普通自動車運転免許があったとしましょう。

どちらの優先度が高いでしょうか。

英語ができても、工事に役立つ場面は限られます。

現在ではグローバル化が進み、海外の会社の材料などを使うケースはありますが、常に英語を使うわけではありません。

ですが、普通自動車運転免許はどうですか?

工事に必要な車両が運転できるわけです。

それもATかMTか。

MTなら幅は広がるでしょう。

採用側としても注目するわけです。

つまり、応募したい企業がどんな人材を欲しいと思っているか、担当者がどこに着目するか分析しなければいけません。

情報は募集の段階から見えてきます。

この意向に沿ったアピールができないと、履歴書を細かく読んでもらえません。

履歴書作成で注目してもらうポイントを作る

付箋とクリップとポイントの画像

履歴書を見たとき、応募したい企業の採用担当はなにを気にするでしょうか。

どこに着目するでしょうか。

目を引くポイント、気になるポイントを作らないといけません。

そのための準備から始めてみましょう。

自分の過去の棚卸し

あなたはこれまでどんな生活(仕事)をしてきましたか?

面接でも似たようなことを聞かれます。

なぜでしょうか。

履歴書を読んでわからないからです。

志望動機を書きますが、これまでどのようなことをしてきたから応募したとなるでしょう。

または当該業界に興味があったなどの理由が出てきます。

ですが、あなたがなにをしてきたかわからないため、志望動機につながる部分が見えてこないのです。

棚卸ししてどんどん広げる

自分がどのようなことをしてきたか棚卸しします。

難しいことではなく、自分が生まれた場所、学歴、職歴が基本となるでしょう。

そのなかで、どのようなことをしてきましたか?

学校ではどのような勉強をしたか、部活で目指していたことはなにかあるはずです。

仕事のなかでどのような職務を遂行したか、評価されたこともあるでしょう。

好きだったこと、嫌いだったこともあるはずです。

過去を振り返り、まったくなかったなどという人はいません。

それだけの生活をしてきたはずだからです。

こうした情報をとにかくなんでも書きだします。

どんな些細なことでも構いません。

まずは情報を広げることを意識して書いていきましょう。

まとめるとか考えないで構いませんので、まずは量を重視します。

応募したい企業との接点を考える

自分を棚卸しできたら、応募したい企業が必要とすることはなにでしょうか。

企業の分析結果と結び付けてみるのです。

見えてこないなら、どこかにその企業と共通点はありませんか?

なぜ申し込みしたいと考えたかもあるはずです。

その情報を線として結びます。

お互いのポイントが結びついたことで、志望動機が見えてきたはずです。

相手企業と線で結ぶ志望動機ですので、これを生かして作成します。

棚卸しを細かくするのは、この線を作るためなのです。

志望動機でアピールする

履歴書の上に志望動機と書かれたブロックと2人の男性の画像

履歴書のなかで、個性的な内容を盛り込めるのは志望動機ぐらいです。

あとは表作成のような部分であり、できることは限られています。

もちろん、奇抜な履歴書の書き方をして目を引く方法もありますが、これは完全な奇策でうまくいくとは限りません。

抽象的な表現を避ける

まずは志望動機をまとめます。

ですが、抽象的表現は避けないといけません。

棚卸した意味がなくなるからです。

よくあるケースは以下のような感じです。

「御社の将来性に興味を持ちました」

「事業内容が自分とあっていました」

「頑張っていけそうなので応募しました」

この文章の中身はなんでしょうか。

この文章からはなにも伝わりません。

棚卸しした意味もない文章ですので、もっと的確にまとめていく必要があります。

3つにまとめる

重要なのは、3つの文章にまとめることです。

履歴書を見るとわかりますが、長々書くスペースはありません。

限られたスペースでかける文章を作るのです。

  1. 自分はこれまでなにをしてきたか
  2. 入社したらどういったことができるか
  3. まとめ

これでアピールポイントをまとめます。

例をあげましょう。

ターゲットになる企業は食品販売の営業職です。

それも新規開拓を中心とした営業の募集としましょう。

応募者は業界が違いますが、これまで営業をしてきました経験がある人です。

これまで10年間、○○の業界で営業職をしてきました。景気に左右されやすい業界でしたが目標を達成してきたことからも行動力に自信があります。「営業は脚で稼ぐ」を実践してきたからです。

食品業界の経験はありませんが、新規開拓にも経験から積極的に行動できると思っています。

入社させていただいた際には、成績につながる行動に努めたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

段落になっているところが、番号の違いと思ってください。

ポイントは職種が違っても、「営業は脚で稼ぐ」という点です。

新規開拓の営業職が欲しいということは、面識のない企業でもアポイントをどんどん取らなければいけません。

物怖じするような性格では結果を出せないのは明白です。

実際に読まれるのは1と2の部分。

まとめは意気込みであって、このケースでは最重要ではありません。

前職のエピソードを入れることで、読み手はどのようなことをしてきたかもわかります。

前職を棚卸しすると、どんな仕事だったかも客観的にわかったはずです。

この部分が景気に左右されやすい業界、そこで目標を達成してきた=結果を出してきたという文章になります。

採用側が気になるようにする

採用側からすると、気になるポイントが出てきます。

先ほどの志望動機でいえば、どんな結果を出したか気になるのです。

それが本当に行動によるものだったか、食品業界に役立てられるか考えます。

このように興味を持たせた段階で、話を聞いてみようとなるのです。

面接で聞いてみようと思えば、履歴書を受け取り、面接の声をかけてくれるでしょう。

このプロセスができなければ、履歴書は本当に役立ったとはいえないのです。

実は大切な通勤時間

履歴書の本人希望記入欄(給与・職種・勤務時間・勤務地)の画像

採用側が最終判断で注目するのはなんでしょうか。

入社させたら長く続けてくれるかどうかです。

人を育てるのは時間とお金がかかります。

人員もかけなければいけません。

人事とすると、すぐに辞めてしまう人は入社させるわけにいかないのです。 この判断のひとつにできるのが、通勤時間にあります。

採用側はどう考えるか分析する

通勤するとして、どのルートでなにを使いどれぐらい時間がかかりますか?

インターネットで調べ、正確に記述しましょう。

たとえば

Aさんは車で20分

Bさんは電車で30分

とします。

この会社の前は幹線道路ですが、渋滞が激しいことで知られた場所でした。

そうなると本当に到着するだろうかと考えます。

通勤に負担がかかるのは、だれが見てもわかるはずです。

電車は公共交通機関なので、遅れることはほとんどないでしょう。

このような条件は調べるとすぐにわかります。

逆に営業職で運転しなければいけないとしましょう。

車で通勤してくれるなら、社用車を預けて直行させるということも選択肢になるのです。

つまり、すべては応募したい企業が求める人材像にかかっています。

例は同じような時間でしたが、通勤に1時間かかるとします。

企業としては交通費をどれぐらい出せるかの問題も出てくるでしょう。

同じような能力の人なら、通勤時間が短い人を選びます。

できるだけ短時間で通勤できる方法はないか調べる必要も出てくるのです。

自転車や徒歩の場合、近所ですので交通費を支給しないで済みます。

スーパーのレジ打ちなどになれば、こういった人のほうが採用されやすくなるのです。

なぜなら、家が近いことで、間違いなく来てくれる可能性が高まります。

困ることは、すぐ辞められること、遅刻を繰り返すことです。

このリスクを通勤時間からも読み取ることを忘れないでください。

まとめ

豆電球のイラスト

履歴書で重要なポイントは正しく書くことはもちろん、どこに着目するか考えることです。

自分でキレイに書けたと思うのは、スタート地点でしかありません。

受け取る側がどう考えるか、興味を抱いてくれるかに履歴書の存在価値がかかっています。

あなたはいったいどんな人ですか?

相手の企業が欲しいと思う人ですか?

これなら欲しいと思う人ですか?

応募したい企業を分析し、自分を棚卸しする。

出てきた情報を線を結んでできたことこそ、履歴書の重要ポイントになるのです。

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