中途採用で合格する!志望動機の書き方と例文

中途採用で合格する!志望動機の書き方と例文

中途採用において、志望動機は合否に大きな影響を及ぼします。志望動機をうまく書けなければ、面接にすら呼ばれない可能性があります。そこで、中途採用での志望動機の書き方と例文について解説します。

中途採用の志望動機とは?

中途採用において、志望動機とは「なぜその会社に転職を希望するのか」を説明する文章です。中途採用の場合、新卒採用のように多くの人が Entry として入社するわけではなく、即戦力となれる人材を募集しています。

そのため、志望動機は採用担当者に対して、なぜその会社なのか、なぜ転職なのかを説得力のある形で示す必要があります。志望動機が公司主義に欠けると、面接すら呼ばれない可能性もあります。

(1)中途採用における志望動機の重要性

中途採用では、新卒採用以上に志望動機が採用可否に影響します。新卒の場合、多くの学生が Entry として入社するため、志望動機はそれほど重視されません。

しかし中途採用では、即戦力となる少数の人材を選考しているため、熱意や志向性が高い人を見極める必要があり、志望動機の内容が重視されます。

志望動機を書くためのポイント

中途採用用の志望動機を書く際のポイントを整理します。

(1) 現職とのギャップを明確に

なぜ転職を考えたのか、現職と転職先の違いを明確に説明しましょう。単に「新しい環境を求める」といった漠然とした表現ではなく、現職のどの点が自分に合っていないのか、転職先ではそれが解消できそうなのか、具体的に述べることが重要です。

(2) 採用企業の魅力を具体的に

なぜその企業に魅力を感じたのか、根拠とともに説明します。企業の技術力や人材育成、業績などを調べ、自分がその強みを生かせる点を記載しましょう。

(3) 転職後の目標を明確に

転職後にどのような役割を担い、どのような成果を出していきたいかを明確にすることで、熱意が伝わります。「即戦力として早期に結果を出す」といった主体性のある目標を提示しましょう。

職歴別の志望動機例文

ここからは、未経験からの転職、同業界転職、異業種転職のケース別に、志望動機の例文を紹介します。

(1)未経験からの転職例

大学卒業後、飲食店でアルバイトとして働いていましたが、将来的にはWeb関連の仕事に就きたいと考えています。独学でWebデザインを学んだ経験があり、将来はWebデザイナーとして仕事がしたいと思っています。御社ではWebサイトの制作実績が豊富で、初心者でも丁寧に指導してくれるとうかがいました。未経験ですが、意欲と技術を磨く機会を与えてください。フロントエンドとバックエンドの両方を学んで、早期に一人前のWebデザイナーを目指します。

(2)同業界転職例

現在は化粧品メーカーのMRとして働いていますが、販売先の小売店との交渉時間が長く、効率的に仕事を進められないことに違和感がありました。一方で、御社はMRに裁量を高めに与え、効率的な営業スタイルを推奨していると知りました。自分のノウハウを活かしつつ、御社の営業手法を取り入れ、より成果を出せるMRになりたいと考えています。

(3)異業種転職例

これまで小売店で販売員として働いていましたが、営業職に転職したいと考えています。販売員として自分の推奨する商品を顧客に選んでもらうことで、売上目標を達成できた実績があります。商品知識の習得や提案力は営業職でも必要なスキルだと考えます。御社の営業職で自分の経験を生かし、成果を出していきたいです。

志望動機のNG例とその理由

次に、志望動機のNG例と、NGの理由を見ていきましょう。

(1)使い回しNG

御社は業界シェアNo.1であり、市場動向を牽引するリーディングカンパニーだと存じます。御社で働きたいと考えました。

→理由:業界知識がなくとも書ける画一的な文言。使い回しが明白。

(2)根拠のない共感NG

御社の企業理念に共感が持てるため、志望致しました。

→理由:どの点に共感したのかが不明確。他社でも使える汎用的表現。

(3)学ぶこと重視NG

御社で仕事を通じて多くを学ばせていただきたいと考えます。

→理由:主体性に欠け、自分の成長への責任を会社に丸投げしている印象。

まとめ

中途採用において、志望動機は面接に進むか否かの分かれ目となります。現職と転職先の違い、採用企業の魅力、転職後の目標を明確に示すことが重要です。強い熱意が感じられる志望動機を心がけ、中途採用に合格しましょう。

以上で、「中途採用で合格する!志望動機の書き方と例文」についてご説明させていただきました。志望動機の重要性が分かり、中途採用における志望動機の書き方が理解できたかと思います。ご確認よろしくお願いいたします。