はじめに
転職を重ねるうちに、職務経歴書に転職回数が多くなってきた…そんな方は少なくないのではないでしょうか。転職回数が多いと採用してもらえにくいのでは、と不安に思う方もいるかもしれません。
しかし、転職回数そのものを問題視されることは少なくなってきています。むしろ転職を通して得た経験とスキルをアピールするチャンスと捉えることが大切です。
そこでこの記事では、転職回数の多い方のために、職務経歴書の書き方のポイントを解説します。一貫性のあるキャリア観を示し、成長をアピールすることで、転職多数でも職務経歴書は問題ないはずです。前向きな気持ちで職務経歴書作成に取り組んでみましょう。
転職回数を隠す必要はない
職務経歴書に転職回数が多くなることで、採用してもらえなくなるのではと心配する方もいるかもしれません。しかし実際には、転職回数そのものを問題視されるケースは少ないのが現状です。
むしろ採用担当者から見れば、転職を通してさまざまな経験を積むことができた方のほうが魅力的に映ることもあります。転職回数の多さは必ずしもマイナスではないのです。
転職回数そのものを隠そうとするより、むしろ転職を通じて得た経験とスキルを積極的にアピールすることをおすすめします。転職回数の多さをアピールポイントに変えていくことが大切です。
一貫性のあるキャリア観を示す
ただし、バラバラな職歴ではなく、一貫性のあるキャリア観があれば採用担当者に好印象を与えることができます。自分の転職歴を振り返り、仕事に対する姿勢や価値観の共通点を見つけましょう。
例えば、接客業、事務、営業と転職していた場合、共通するのは「お客様とのコミュニケーション」ではないでしょうか。顧客満足のために自分は何をしてきたのか、その姿勢を明確に示すことが大切です。
また、データ分析、企画、編集など、専門性の高い職種を転々としていた場合は、そのスキル自体が共通項となります。自分の核となるスキルを職務経歴書で明確に打ち出しましょう。
このように、仕事に対する姿勢やスキルの共通項を明確化することで、一貫性のあるキャリア観を示すことができます。採用担当者に「この人なら長く雇用したい」と思わせるポイントだと言えます。
実績と成長を示すことが大切
職務経歴書では、各職場でどのような実績を上げてきたかを示すことも重要です。数字や具体例を用いることで実績は説得力が増します。
例えば、接客業なら月間売上高や顧客満足度、事務職なら処理件数、営業職なら受注額や成約件数など、できる限り具体的な数字を示しましょう。
また、転職のたびに新しい職場環境に適応し、自身のスキルを広げてきたこともアピールポイントになります。転職先でどのような新しい業務にチャレンジし、スキルアップを実感したのかを記載すると良いでしょう。
このように実績と成長を示すことで、転職回数の多さを決してマイナスにはならないことをアピールできます。むしろ様々な経験を積む中で大きく成長できた証として輝くはずです。
この転職への思いを伝える
採用担当者が気になるのは、転職が多い人は入社してもすぐに辞めてしまうのでは、という不安です。そこで最後に大切なのが、今回の転職への思いをしっかりと伝えることです。
入社後はしっかりとスキルを磨き、会社に貢献していきたい思いがあることをアピールしましょう。例えば「この職種に対する思い入れが強く、長く勤めたい」「会社の事業や商品に魅力を感じている」など、前向きな気持ちが伝わる内容を記載します。
こうした今回の転職への強い思いがあれば、採用担当者も安心感を得ることができるはずです。ぜひ職務経歴書に込めた思いを伝えましょう。
おわりに
以上、転職回数の多い方のための職務経歴書の書き方について解説しました。転職多数でも決してマイナス要因とはなりません。むしろそれをアピール材料に変えることがポイントとなります。
一貫性のあるキャリア観を示し、成長をアピールすることで、採用担当者に好印象を与えることができるはずです。さあ転職回数に負けず、自信を持って職務経歴書作成に取り組んでみましょう。あなたの経験と可能性を存分にアピールできる職務経歴書を作成してください。
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