グローバル化が進む中、外資系企業への就職や転職を希望する方も増えています。その際に必要となるのが、英文の履歴書や職務経歴書の作成です。しかし、日本語の履歴書とは書式や内容が異なるため、英文での作成に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、英文履歴書の書き方について、基本的な書式から各項目の記載例、志望動機の書き方、チェックポイントなどを詳細に解説します。併せて、簡単に使える英文履歴書のテンプレートも用意しました。英文履歴書の作成が初めてでも、この記事を参考にすることで正しく作成することができるようになります。自分に合った英文履歴書を作成して、外資系企業への就職や転職を成功させましょう。
英文履歴書の基本的な書式
英文履歴書の基礎となる書式を押さえておきましょう。
・用紙サイズはA4、レイアウトは横書き
・活字体のフォントを使用(Times New Roman等)
・1~2ページで収まる分量を目安とする
・タイトルは全て大文字、本文は先頭のみ大文字
・年月日の表記は月/日/年の順序で記載
・数字はアラビア数字(1,2,3…)を使用
この基本書式を守ることで、採用担当者にとって読みやすい履歴書になります。
英文履歴書に必要な項目と記入例
英文履歴書に記載が必要な項目と記入例を見ていきましょう。
・氏名: 姓と名をスペースなしで記載(ミドルネームはイニシャル)
JOHN C. SMITH
・連絡先: 住所、電話番号、メールアドレス
・職務経歴: 新しい順に記載、勤務期間、会社名、部署、職務内容
・学歴: 卒業年月、学校名、学位、専攻名称
・職務スキル: 関連する専門スキルや語学力を箇条書き
・資格: 関連する資格(TOEICスコア等)
この主要な項目を記載することで、必要な情報を漏れなく伝えることができます。
職務経歴や職務内容の効果的な記載方法
職務経歴は新しい順に記載します。各職務内容は2~3行で簡潔にまとめましょう。採用担当者の目を引く Action Verb を使うと効果的です。
[例]
Managed a team of 10 sales representatives in the Marketing Department. Achieved 150% of sales target in 2018.
Improved supply chain management system, resulting in 30% cost reduction in 2017.
学歴の記載方法と学位・専攻名称の英訳
学歴は卒業年月から新しい順に記載します。学位や専攻名称は以下の例を参考に英訳します。
Bachelor of Economics, Keio University, 3/2016
Major in International Politics
学位 英語表記 学士:Bachelor 修士:Master 博士:Doctor
専攻 英語表記 法学:Law 医学:Medicine 工学:Engineering
資格やスキルをアピールする項目の記載方法
語学力やスキルをアピールしたい場合は「Skills」や「Qualifications」の項目を設けましょう。TOEICスコアも記入した年度と合わせて記載します。
Skills:
- TOEIC score 850 (2017)
- Proficiency in MS Excel and PowerPoint
- Level 3 Japanese Language Proficiency Test
英文履歴書での志望動機の記載(カバーレター)
英文履歴書には志望動機を直接記載しません。志望動機は「カバーレター」と呼ばれる添付書類に記入します。簡潔に理由を2,3点述べ、貢献意欲を示す内容がポイントです。
英文履歴書作成時の注意点とチェックリスト
英文履歴書の作成前に以下のチェックリストを確認しましょう。
- スペルや文法の確認
- 活字体のフォント、レイアウトの統一
- 必要な情報がすべて含まれているか
- 簡潔で分かりやすい表現になっているか
英文履歴書のサンプルとテンプレートのダウンロード
※準備中
こちらから英文履歴書のサンプルとテンプレートをダウンロードできます。参考にしつつ、あなたらしい英文履歴書を作成しましょう。
以上で英文履歴書の書き方の解説を終わります。ぜひこのガイドを活用して就職や転職活動を成功させてください。
コメント