職務経歴書の自己PRの書き方 – 求人で求められる能力に合致した内容を考える

自己PRは、応募する求人で求められている能力と自分の経験を照らし合わせて記載することが重要です。求人の要件に合致した内容を簡潔に記載することで、採用側にアピールすることができます。この記事では、職務経歴書の自己PRの書き方として、求人要件に焦点を当てた書き方を解説します。

目次

職務経歴書の自己PRとは

自己PRとは、応募者が自身のスキルや経験、人柄などをアピールすることです。職務経歴書に自己PRを記載する目的は、採用側に「この人なら即戦力として活躍してくれそうだ」と思ってもらうこと。自分がどのような能力を持っているのか、どのように企業に貢献できるのかを明確に示すことが重要です。

自己PRでは、過去の職務経験から得たスキルや知識、資格などを含めて記載します。ただし、与えられた業務をこなしただけではなく、どのように課題を解決したのか、改善策を提案したのかなど、自身の意欲や取り組み方がわかる内容を含めることが大切です。

求人で求められる能力をしっかり確認する

求人をしっかり確認し、求められている能力や条件をリストアップすることから始めましょう。必要なスキル、経験、知識など具体的な要件を洗い出し、自分の経験と合致する部分を特定します。

例えば、営業職の求人であれば、以下のようなスキルが求められている場合があります。

  • 新規顧客開拓力
  • 既存顧客との関係構築力
  • 商品知識、業界知識
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考力、説得力

このように求人で明記されている要件をできるだけ具体的にリストアップした上で、自分がその求められる能力をどのような経験を通じて身につけたのかを考えます。経験年数だけでなく、実際に得たスキルに焦点を合わせることが大切です。

自分の経験を能力やスキルとして言い換える

次に、自分の職務経験から得た能力やスキルを一言や短いフレーズで表現することをおすすめします。

例えば、ある営業職が以下の経験をしてきたとします。

  • 5年間の医療機器営業で、新規開拓を担当
  • 新規顧客獲得数は部署トップクラス
  • 営業対象の病院に出向き、医師との人脈構築に力を入れる
  • 製品だけでなく、治療効果のデータを踏まえて提案

この経験から読み取れる能力やスキルを一言で表現すると、以下のようになります。

  • 開拓力がある
  • 人脈構築力がある
  • 商品知識が豊富
  • 論理的思考力がある

このように、自分の経験から得た能力やスキルを言い換えることで、自己PRの内容が明確になります。求人条件との親和性も高まります。

箇条書きで簡潔に記載する

職務経歴書の字数には限りがあるため、自己PRでは要点を絞ることが大切です。箇条書きや番号付きリストを活用して、簡潔に記載しましょう。

また、文章量は過度に長くしないことも心がけましょう。採用担当者は書類を速読するため、読みやすさが重要です。1項目につき2~3行程度を目安として、ポイントを絞った内容にすることをおすすめします。

以下の例のように、見出しを付け、箇条書きで記載する形式が読み手にとって分かりやすくなります。

【開拓力】

  • 5年間の医療機器営業で、新規開拓を担当
  • 新規顧客獲得数は部署トップクラス

【人脈構築力】

  • 営業対象の病院に出向き、医師との人脈構築に力を入れる

【商品知識】

  • 製品だけでなく、治療効果のデータを踏まえて提案

入社後のイメージを描写する

自己PRでは、入社後に自分がどのように貢献できるかを描写することも効果的です。特定の部署や役割を想定して、自分が発揮できる能力とマッチングさせて記載します。

例えば、以下のように記載するのがイメージしやすいでしょう。

貴社の医療機器営業部門に入社し、医療現場における人脈と営業力を発揮することで、業績向上に貢献したいと考えています。

最後に

以上が、職務経歴書の自己PRの書き方のポイントとなります。

求人要件と自分の経験を照らし合わせ、簡潔で読みやすい内容を心がけることが大切です。

これらを参考に、採用側に自分の能力をアピールした自己PRを作成してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次