職務経歴書の活かせる能力の書き方と例文10選

職務経歴書に「活かせる能力」として何を書けばいいのか迷っている方は多いのではないでしょうか。この記事では、活かせる能力の役割と書き方のポイント、具体的な例文を10例ほど紹介します。自分の強みがわからないという方も、この記事を参考にして採用担当者にアピールできる内容を考えてみましょう。

目次

活かせる能力とは?職務経歴書での役割

職務経歴書の「活かせる能力」とは、これまでの職務経験を通して身に付けた知識やスキルのことです。職務経歴だけでは表現しきれない個人の強みをアピールできる重要な項目です。

中途採用の場合、スムーズに業務に取り組む「即戦力」としての能力が求められます。自分の強みを正確に把握し、採用担当者に伝えることが活かせる能力を書くうえで大切なポイントとなります。

活かせる能力を書く際のポイント

活かせる能力を書く際の共通のポイントをまとめました。

(1)テクニカルスキル、ビジネススキル、人間性スキル

活かせる能力は、大きく分けてテクニカルスキル、ビジネススキル、人間性スキルの3つに分類できます。

テクニカルスキル: 職務経験や資格で身につけた専門的な能力
ビジネススキル: PCスキルや語学力など、職種に関係なく汎用的な能力
人間性スキル: チームワーク力などの人格的な能力

自分の強みと合致するものをバランスよく選ぶことが大切です。

(2)箇条書き、表現の具体性

読み手に伝わりやすい表現が重要です。箇条書きで簡潔に書くこと、具体的な内容(数字や実績)を示すことを心がけましょう。

(3)採用側の視点を意識する

自分の経験を採用担当者の立場で客観的に見ることで、アピールポイントを選びやすくなります。業務への貢献度や汎用性を意識しましょう。

(4)相談相手の意見を取り入れる

自分では気づけない強みもあるはず。キャリアアドバイザーなど第三者の意見を参考にしましょう。

活かせる能力の例文10選

次に、活かせる能力の例文をテクニカルスキル、ビジネススキル、人間性スキルに分けて10例ほど紹介します。参考にしてください。

●テクニカルスキル

・Webサイト構築: CMS導入から100万PV超の大規模サイト構築・運用まで5年以上の経験がある。
・筋力トレーニング指導: トレーナー資格取得後、筋力UPを目的としたトレーニングメニュー作成が10件以上できる。
・CAD操作: 2D-CAD及び3D-CADを用いた設計図面の作成経験が3年以上ある。

●ビジネススキル

・英語力: TOEIC730点。業務での文書読解と電話応対ができる。
・プレゼン力: PowerPointを使いプロジェクトの進捗状況を報告できる。
・PCスキル: Word、Excelの業務レベルの操作とVBAによるシステム開発経験がある。
・営業力: 新規顧客開拓により前年比120%の売上を達成した。

●人間性スキル

・柔軟性: 状況の変化に合わせて考え方や方針を速やかに変更できる。
・傾聴力: 相手の話をじっくり聞き、要点を汲み取ることができる。
・協調性: 他部署とのコミュニケーションを大切にし、円滑なチームワークを実現できる。

この例文を参考に、自分の強みとなる能力を3~5点ほど選んで書いていきましょう。業務での具体的な成果も記載することで、能力の裏づけとなります。

自分のスキルを客観的に理解する方法

自分の長所がイメージできない、過小評価してしまうという人は多いものです。そんな時は他者の意見を聞くことが効果的です。

具体的には、職場の上司や同僚に「私の長所って何だと思いますか?」と直接尋ねてみるのがおすすめです。第三者から見た強みが明確になるはずです。

そのほか、知人や家族にも聞いてみることをおすすめします。日頃の様子から、あなたの個性や能力を客観的に判断しているはずです。

キャリアアドバイザーに相談することも大変有意義です。専門家ならではの視点から自分の強みを引き出してくれます。

まとめ

職務経歴書の活かせる能力欄では、これまで培った知識とスキルを簡潔に表現することがポイントです。自分の強みを理解したうえで、採用担当者が評価しやすい内容を示すことを心がけましょう。

この記事が、職務経歴書に記載する活かせる能力を考える際の参考になれば幸いです。自分の強みと適した仕事を見つけ、念願の転職に成功させてください。

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