転職活動の大変な関門が「二次面接」です。一次面接を通過した安心感が裏目に出て、二次面接で合格できないことも少なくありません。そこで、二次面接の特徴と対策のポイント、代表的な5つの質問と答え方を解説します。一度きりの二次面接に備え、合格への近道を掴み取りましょう。
二次面接の位置づけと特徴
二次面接は一次面接と最終面接の間に位置する大切な面接です。その目的と特徴を押さえておきましょう。
(1)採用可否の重要な判断材料
二次面接の評価は採用可否に大きな影響を与えます。一次面接の安心材料にすぎないことを認識し、準備を怠らないことが重要です。
(2)面接官は複数名
二次面接では、面接官が2~3名の場合が多く、複数の視点から評価されます。人事と実務担当者がタッグを組むことが多いです。
(3)掘り下げられる質問が多い
二次面接では、志望動機や職務経歴などについて、一次面接以上に掘り下げられることが多くなります。答えを要領よくまとめておく必要があります。
二次面接でよく聞かれる5つの質問
次に、二次面接でよく聞かれる質問と答え方を見ていきましょう。
(1)職務経歴について詳しく教えてください
職務経歴書の内容について、詳細な説明を求められます。具体的な業務内容と、そこから得たスキルを明確に説明しましょう。
(2)長所と短所を教えてください
自己分析力とバランスの取れた回答が求められます。短所は改善策も合わせて説明しましょう。
(3)入社後の抱負を教えてください
入社後の目標とそれに向けた学びを具体的に説明します。熱意が感じられる内容を示すことがポイントです。
(4)他社との面接状況を教えてください
他社との面接スケジュールを正直に回答します。その上で、当該企業への熱意をアピールすることが大切です。
(5)当社を選んだ理由を教えてください
単に業績が良いといった表面的な理由ではなく、自分と会社の方向性の一致をアピールする回答が必要です。
答え方のポイント
二次面接での回答の際のポイントを3つあげておきます。
(1)自己分析力をアピール
自分の長所や短所をどれだけ分析できているかが試されます。回答の際は自己分析力を示しましょう。
(2)具体的なエピソード
抽象的な回答を避け、過去の具体的な出来事を交えて答えることで、回答の説得力が増します。
(3)熱意を示す
入社への意欲が感じ取れる回答をすることで、評価を高めることができます。
二次面接対策のポイント
二次面接に合格するための対策ポイントを3つ紹介します。
(1)自己分析
強みと弱みを明確に把握し、自己分析力を高めておきましょう。
(2)業界研究
業界動向や話題を調べて知識を深めておきます。
(3)模擬面接
模擬面接により考える時間を確保する訓練を積むことをおすすめします。
まとめ
二次面接の重要性を認識し、対策を怠らないことが合格への近道です。代表的な5つの質問への回答例を参考に、二次面接に備えてください。
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